【鉄琴線】鉄路の情景OneShot!

今日も何処かで。ガッタン、ゴットン・・

Railroad of Ihatov(春)


岩手和井内の折返し列車が設定されていた岩泉線。この区間は沿線集落も大きく、通学の利用客が目立っていた。本数も少なく不便だけど、岩泉線は彼らの暮らしの一部だったはずだ。ポジスリーブには2005年4月撮影とある。17歳の高校生は大学を卒業する歳月が過ぎていた。7年前はフィルムで撮影をしていた。年間300本以上を消費したフィルムも、昨年は8本しか使わなかった。コダックは経営破綻しエクタクロームの製造を止めた。巨大企業の終焉と崩落。この数年で産業の構造変革は進み、新たに造られた製品や環境はモノの価値観を変えていいく。それは進化でもある。未曾有の災害がこの地を襲った。復興を願い、この地で働くことを選んだ者、故郷をはなれ働く者。もう、生活から鉄道そのものが消えているかもしれない。ふるさとの鉄路が消え去ろうとしている。いま、彼らに不便だった鉄道はどう映っているのだろうか。
2005年4月 岩手刈屋駅

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