

昼なを暗い神田駅中央通り口。真っ当な商売をしている店ですら、それはもう怪しく見えるガード下マジック。赤提灯は必須アイテムで昭和から続く神田駅前の情景。ガード下は変わらぬ姿でも、その頭上は東北縦貫線の高架工事で凄いことになっている。東北新幹線の上に線路を乗っける工事だから高さは20m以上。建物で比べれば5~7階。まさに空を覆う迫力だ。高さ20m、長さ1.3Kmの壁が出来ては困ると、神田駅超高架化差止訴訟も起きたけど、なし崩しで着工と相成った。迫力満点の現場を見れば、それは冗談かと思うほど。JR東日本では難易度の高い工事に指定している。我が国の土木建築技術は誇らしいが、昼なを暗い屋外が出来上がるのもまた事実なのである。
2012年4月 JR東日本 神田駅
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