

海辺の駅は絵になる。それは海の表情が豊だから。なにより自然に近いからだろう。駅前には民家が一軒あるだけ。そして国道。それしかない。目の前にコンビニエンスストアがある生活からすれば、不便を通り越した「ありえない」駅でもある。冬になれば国道を通り過ぎる車も稀だ。不便な駅を楽しむにはココロの余裕が大事なのである。駅は列車の止まる場所としてあるだけではない。そう思いたいのだが、時代を経たバス停に出合ったりすると、駅の存在も薄れつつあるように感じてしまう。馴染んでしまえば違和感が無くなる。そんなもんかもしれない。
2012年10月 五能線 驫木駅
- 関連記事
-
- 秋と冬の間に(五能線) (2012/10/28)
- 秋と冬の間に(五能線) (2012/10/27)
- 秋と冬の間に(五能線) (2012/10/26)


